第33回コンピュータシステム・シンポジウム(ComSys2021)
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開催概要コンピュータシステム・シンポジウムは、情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会が中心となり開催しているシンポジウムで、1987年(昭和62年)11月に第1回を開催して以来、今年で33回目の開催となります。本シンポジウムは、年々著しい勢いで変化を遂げる基盤ソフトウェア技術の分野で、最新の話題や斬新なアイデアについての議論の場を提供してきました。特に、現代社会を支えているITインフラストラクチャにおけるオペレーティング・システム、システムソフトウェア、仮想化技術、実装技術、応用技術に関する、最新の研究成果や有用性の高い実装・開発事例に関する論文が発表されてきました。 本シンポジウムでは、研究をより発展させてもらうことを期待して、投稿論文に対してプログラム委員会からのコメントフィードバックを得られる機会を提供します。また、タイムリーな内容に関する招待講演やチュートリアルに加えて、これまでに本研究会で発表された後に国際会議やジャーナル論文として成果を収めた研究についての招待講演などの企画をすすめています。以上により、日頃の研究成果の発表と意見交換を行う場を提供したいと考えています。 ハイライト:
プログラム12月2日(木) ● 10:20-10:30 オープニング ● 10:30-12:00 セッション1 (スケジューリング) 座長:松原 克弥(はこだて未来大) (1) 動的スケジューリングによるマイクロサービスの実行最適化 〇仮屋 郷佑(東京大学), 坂本 龍一(東京工業大学), 中村 宏(東京大学) (2) シフトスケジューリング問題における量子アニーリングマシンの初期評価 〇浜田 捺希(慶應義塾大学), 斎藤 和広(株式会社KDDI総合研究所/慶應義塾大学), 川島 英之(慶應義塾大学) (3) 同時マルチスレッディング環境下における永続メモリ向けスケジューラの検討 〇貴田 駿(慶応義塾大学/産業技術総合研究所), 広渕 崇宏, 高野 了成(産業技術総合研究所), 河野 健二(慶應義塾大学) ● 12:00-13:00 昼食(各自) ● 13:00-13:45 招待講演1 座長:須崎 有康(産総研) 招待講演1:「次世代を担うオープン命令セットアーキテクチャRISC-Vの最新動向」 msyksphinz 様 ● 14:00-15:30 セッション2(分散システム) 座長:田所 秀和(キオクシア) (4) Linux版のMBCF通信機構について 〇松本 尚(奈良女子大学) (5) 重複データキャッシュによるノード間重複排除のデータ参照性能改善(*) 〇Kamo Yuto, Hayasaka Mitsuo (Hitachi Ltd.) (6) ブロックチェーン技術Ethereumを用いたソーシャルコミュニケーションチャネル 〇宝田 一希, 周 毅, 新城 靖, 林 致遠, 中村 公洋(筑波大学) ● 15:45-17:15 CREST/さきがけセッション 座長:阿部 洋丈(筑波大学) - 田浦先生(東京大学) - 塩谷先生(東京大学) - 竹房先生(NII) - 空閑先生(東京大学) - 廣津先生(法政大) - 山田先生(農工大) ● 17:30 -18:30 ポスター発表 ● その後 懇親会・表彰式 ポスター発表一覧 12月3日(金) ● 10:30-11:15 招待講演2 座長:品川 高廣(東京大学) 招待講演2:「パブリッククラウドにおけるネットワーク品質の向上:パケット落ちの実態とその原因調査の実例」 大平怜 様 ● 11:30-12:30 セッション3 (データ) 座長:杉木 章義(北海道大学) (7) 異種ワークロードが混在するデータレイクにおけるサービス品質制御手法(*) 〇島田 明男, 早坂 光雄 (日立製作所 研究開発グループ) (8) データ利活用における非構造データの加工・移動複製履歴を統合したデータ追跡方式(*) 〇早坂 光雄, 細谷 睦 (日立製作所 研究開発グループ) ● 12:30-13:30 昼食(各自) ● 13:30-15:00 凱旋講演 座長:光来 健一(九州工業大学) - 慶応義塾大学 石黒さま 【VEE 2021】 "Mitigating Excessive vCPU Spinning in VM-Agnostic KVM" - IIJ Research Laboratory 田崎さま 【VEE 2021】 "How to Design a Library OS for Practical Containers?" - キオクシア株式会社 鈴木さま 【VLDB 2021】 "Approaching DRAM performance by using microsecond-latency flash memory for small-sized random read accesses:a new access method and its graph applications" ● 15:15-16:15 セッション4 (セキュリティ) 座長:佐藤 将也(岡山県立大学) (9) マルウェア解析のための高速かつ安全なVMI機構 〇森 瑞穂(電気通信大学), 味曽野 雅史(東京大学), 八巻 隼人, 三輪 忍, 本多 弘樹(電気通信大学), 品川 高廣(東京大学) (10) ユーザトラッキングを防ぐための連動して動作するWebブラウザのFirefoxにおける実装 〇境 柊亮, 新城 靖(筑波大学) ● 16:30-17:30 セッション5 (信頼性) 座長:深井 貴明(理化学研究所) (11) 永続メモリのリカバリ・コード検査を容易にするクラッシュ・インジェクタの提案 〇坂本 颯一朗, 鈴木 慶汰, 河野 健二 (慶応義塾大学) (12) システム外部からのOSメモリの書き換えによるシステム障害からの復旧 〇木村 健人, 光来 健一 (九州工業大学) ● 17:30-17:40 クロージング ● その後 OS研運営委員会 (運営委員のみ) (*) 口頭発表のみ 参加募集論文発表される方、ポスター発表の方、聴講のみの方、いずれも参加登録が必要です。こちらの登録サイトからお願いいたします。
発表募集スコープ本シンポジウムの主たるスコープは以下の通りですが、システムソフトウェアに関するものでしたらこれに限りません。
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投稿〆切
論文投稿方法締め切りました。 原稿の作成投稿論文は、情報処理学会の研究報告原稿のフォーマットに従ってください。所定のスタイルファイルを用いるものとし、スタイルファイルや行間のスペース等の変更は行わないでください。規定のフォーマットに従っていない論文は受理しないことがあります。
論文の公開シンポジウム論文集には、論文がある発表のみを掲載します。 シンポジウム論文集は完全オンライン化となっており、電子図書館(情報学広場)に掲載されます。紙の論文集は発行しません。なお、シンポジウム論文集はシンポジウム開催日の1週間前に公開されます。特許等の関係で公知日を考慮する必要がある場合はご注意ください。 投稿される論文の著作権の取り扱いは、「情報処理学会著作権規程」に従います。 コメントフィードバックコメントフィードバックありを希望する場合は、どのようなコメントが欲しいかをリクエストしてください。たとえば、
などなど、研究の進捗に応じて、コメントが欲しいポイントを明記してください。それに沿ってOS分野の一線の研究者がコメントをお返します。また、国際会議や論文誌といった将来の投稿先に応じたコメントもフィードバックいたします。 ポスター発表の原稿について締め切りました。 ポスター発表へ申し込む場合には、発表するポスターの内容を論文形式にしたものを以下の形式で準備してください。 詳細は こちら を参照ください。
ACS 論文誌との連携についてACS 論文誌 において、ComSys との連携号は企画されておりませんが、ComSys でコメントフィードバックを希望された場合には、後日、ACS 論文誌に投稿した際にできるだけ同じ方が査読者になるように配慮します。このような緩やかな連携により、査読の精度が向上し、ACS 論文誌に採録されやすくなることが期待できます。 BitVisor Summitとの連携について本シンポジウムの前日(12/1)には BitVisor Summit 10 が開催されます。 実行委員会
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