第34回コンピュータシステム・シンポジウム(ComSys2022)
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開催概要コンピュータシステム・シンポジウムは、情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会が中心となり開催しているシンポジウムで、1987年(昭和62年)11月に第1回を開催して以来、今年で34回目の開催となります。本シンポジウムは、年々著しい勢いで変化を遂げる基盤ソフトウェア技術の分野で、最新の話題や斬新なアイデアについての議論の場を提供してきました。特に、現代社会を支えているITインフラストラクチャにおけるオペレーティング・システム、システムソフトウェア、仮想化技術、実装技術、応用技術に関する、最新の研究成果や有用性の高い実装・開発事例に関する論文が発表されてきました。 本シンポジウムでは、研究をより発展させてもらうことを期待して、投稿論文に対してプログラム委員会からのコメントフィードバックを得られる機会を提供します。また、タイムリーな内容に関する招待講演やチュートリアルに加えて、これまでに本研究会で発表された後に国際会議やジャーナル論文として成果を収めた研究についての凱旋講演などの企画をすすめています。以上により、日頃の研究成果の発表と意見交換を行う場を提供したいと考えています。 招待講演
企業展示 †ポスターセッションと同じ会場にて、企業による展示ブースを設けます
(申込順) プログラム一般発表セッションの発表時間は、1件30分です(質疑応答を含む). 12月5日(月)
● 9:50-10:00 オープニング
● 10:00-11:30 セッション1(セキュリティ)/座長:毛利公一(立命館大)
(1) インターネットで利用可能な機密実行環境間の原子的なデータ移動
石黒淳,新城靖(筑波大)
(2) Nested SEV:ネストした仮想化へのAMD SEVの適用
瀧口和樹,光来健一(九州工業大)
(3) 異種OS機能連携によるセキュアコンテナ実現に向けた検討
鈴木進太郎(はこだて未来大),中田裕貴(さくらインターネット),松原克弥(はこだて未来大)
● 11:30-13:00 企業展示・ポスター設営,昼食(各自)
● 13:00-14:00 招待講演1/座長:品川高廣(東京大)
「HPC分野におけるシステムソフトウェア研究」
石川裕 先生(国立情報学研)
● 14:15-15:45 セッション2(アルゴリズム)/座長:穐山空道(立命館大)
(4) Spiking Pointwise Convolutionを用いたニューラルネットワークによるイベントデータおよびフレーム画像の未来予測
越能俊介,三澤奈央子,松井千尋,竹内健(東京大)
(5) 2-opt Local Search Optimized ReRAM CiM based Simulated Annealing for Solving Travelling Salesman Problem
Zhongzhong Fan, Naoko Misawa, Chihiro Matsui, Ken Takeuchi (Univ. of Tokyo)
(6) ノードロッキング法を用いた競合状態におけるトランザクショナル範囲問合せの性能向上
土岐紘大(慶應義塾大大学院),星野喬(サイボウズ・ラボ),川島英之(慶應義塾大)
● 16:00-17:30 企業展示&ポスターセッション(現地のみ開催)/座長:松原克弥(はこだて未来大)
12月6日(火)
● 10:00-11:30 セッション3(評価)/座長:田所秀和(キオクシア)
(7) HPCクラウドでのOSノイズの定量評価
楠恒輝,加藤純,佐藤充(富士通)
(8) 動的スケジューリングによるマイクロサービスの応答性能改善
中島創太(東京大),坂本龍一(東京工業大),中村宏(東京大)
(a) 重複データキャッシュによるノード間重複排除のデータ参照性能改善の評価
Yuto Kamo, Mitsuo Hayasaka (Hitachi)
● 11:30-13:00 昼食(各自),企業展示・ポスター撤収
● 13:00-14:00 招待講演2/座長:品川高廣(東京大)
「Host design patterns of datacenter networking and international academic career」
Michio Honda 先生 (Univ. of Edinburgh)
● 14:15-15:15 セッション4(実装)/座長:深井貴明(産総研)
(9) Linuxが稼働するRISC-VソフトプロセッサのFiC FPGAボードへの移植
並木美太郎(東京農工大),三好健文(わさらぼ),天野英晴(慶應義塾大)
(10) 回帰型ニューラルネットワーク(RNN)を用いた輻輳制御アルゴリズムのLinuxカーネルへの実装と評価
児嶋陽平,風間龍,阿部洋丈(筑波大),李忠翰(トヨタ自動車)
(b) (発表キャンセル)
● 15:30-16:50 トップカンファレンス凱旋講演/座長:松原克弥(はこだて未来大)
- 品川高廣 さま(東京大)【OSDI 2022】
"CAP-VMs: Capability-Based Isolation and Sharing in the Cloud"
- 安齊周 さま(東京大)【APSys 2022】
"Towards Isolated Execution at the Machine Level"
- 光来健一 さま(九州工業大)【APSys 2022】
"GPU-based First Aid for System Faults"
- Michio Honda さま (Univ. of Edinburgh) 【HotNets 2021】
"Packets as Persistent In-Memory Data Structures"
● 17:00-17:30 表彰式,クロージング
参加募集論文発表される方、ポスター発表の方、聴講のみの方、いずれも参加登録が必要です。こちらの登録サイトからお願いいたします。
BitVisor Summitとの連携について本シンポジウムの翌日(12/7)には BitVisor Summit 11 が開催されます。 発表募集スコープ本シンポジウムの主たるスコープは以下の通りですが、システムソフトウェアに関するものでしたらこれに限りません。
発表カテゴリ
発表申込・論文投稿〆切
発表申込方法発表申込および概要登録・論文投稿は、すべてEasyChairを使用します。
原稿の作成投稿論文は、情報処理学会の研究報告原稿のフォーマットに従ってください。所定のスタイルファイルを用いるものとし、スタイルファイルや行間のスペース等の変更は行わないでください。規定のフォーマットに従っていない論文は受理しないことがあります。
論文の公開シンポジウム論文集には、一般発表の論文のみを掲載します。 シンポジウム論文集は完全オンライン化となっており、電子図書館(情報学広場)に掲載されます。紙の論文集は発行しません。なお、シンポジウム論文集はシンポジウム開催日の1週間前に公開されます。特許等の関係で公知日を考慮する必要がある場合はご注意ください。 投稿される論文の著作権の取り扱いは、「情報処理学会著作権規程」に従います。 コメントフィードバックコメントフィードバックありを希望する場合は、どのようなコメントが欲しいかをリクエストしてください。たとえば、
などなど、研究の進捗に応じて、コメントが欲しいポイントを明記してください。それに沿ってOS分野の一線の研究者がコメントをお返します。また、国際会議や論文誌といった将来の投稿先に応じたコメントもフィードバックいたします。 ポスター発表の原稿についてポスター発表へ申し込む場合には、発表するポスターの内容を論文形式にしたものを以下の形式で準備して、上記締切日までにEasyChairへアップロードしてください。
ACS 論文誌との連携についてACS 論文誌 において、ComSys との連携号は企画されておりませんが、ComSys でコメントフィードバックを希望された場合には、後日、ACS 論文誌に投稿した際にできるだけ同じ方が査読者になるように配慮します。このような緩やかな連携により、査読の精度が向上し、ACS 論文誌に採録されやすくなることが期待できます。 企業展示の募集企業におけるシステムソフトウェアに関する研究・開発・運用などの取り組みの紹介を目的とした展示ブースの出展者を募集します。 展示内容については、企業でのシステムソフトウェアに関わる活動の紹介であれば、特に条件はありません(採用情報の掲載や紹介も問題ありませんが、学会での展示ですので採用活動一辺倒のような内容は避けていただけますと幸いです)。 ComSys 2022 はハイブリッド開催を予定していますが、企業展示は、会場内に設置した展示ブースにおいて、現地参加者を対象とした展示・説明を想定しています。 ComSys に参加する学生や研究者の方々と企業の接点を増やしていただき、システムソフトウェア分野に関わる学生の就職や共同研究のきっかけとなり、この分野の発展に繋がればと考えております。
なお、応募件数多数の場合は会場の都合などによってポスターのみへの変更などをお願いする場合がございます。 ご案内が遅く短い申し込み期間になり大変恐縮ですが、皆様のご応募を切にお待ちしております。 ご不明点や要望などございましたら、深井までご連絡いただければと思います。 実行委員会
問い合わせ先
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